「狂った果実」

 結婚というのは、どういうタイミングでするのだろうか。先日、友達とそんな話題になった。数ヵ月で結婚を決めた人、昔の彼氏と結婚した人、子供が出来て結婚した人…様々である。
その時、ある友達が言ったのだ。「結婚は狂わないと出来ないよね。」
「うまいことっ!」ペヤングソース焼きそばの「山田たかお」のように思わず叫んでしまった。つまり、決断した時の自分は自分であって自分ではない。恋愛という魔法にかかり何かが狂ってしまった…・・
生まれてから今までの人生において、決断しなければならない事が幾度とあった。その都度、冷静に判断して来たはずであったが、確かに結婚を決断した時の記憶があまりない。言うならば、催眠状態、もしくはレム睡眠状態とでも言うのか。
何かが狂ってしまっていたようなのだ。そうなると、第3者に決断してもらうのがよいのだろうか。
何を言っているのか分からなくなってきたが、結論から言うと、結婚はしてからじゃないと実際の中身は分からないということだ。美味しそう!と思ってかぶりついた林檎がすっぱかったり、見てくれの悪いみかんが甘かったり。分かっていると思っていても実際は分かっていない事が結構多いということである。
そりゃそうだ、「生活」を共にするわけなのだから。末永く幸せな結婚生活を営む為には、自分とは違う相手の存在を認め、一に努力、二に努力、お互いの努力が必要不可欠なのである!
そして、果実の味を変える事ができるのはお互いの愛なのである!